+収録作品

『スロウライダー』 ミワユウヤ
なんとなく自然で、でもちょっと緊張感漂う男女の関係を独特のタッチで描いた作品。
彼女がやってくる前に、ゴロゴロで部屋を掃除している彼の姿が微笑ましい。(あれ私もよく使うんですよw)
今回猫は喋りませんが、可愛く登場していますw


『人形師の少年』 絵道
前回のお話に登場した恒君の過去にまつわるお話。
写した対象の命を吸い取ってしまう人形。そんな人形を作ってしまう恒が選んだ道は、あまりにも切なかった。

『例えばこんな夜に』 楠のもり
祭囃子の後の喧騒と静寂、その隙間をふたりで歩く、永遠のような時間を惜しむ主人公と青年。
のもりさん独特の艶っぽさが漂う作品です。

『河辺の唄』 izumimu
不思議な河に流れてくる女の骸。河辺にたたずむ蛟とカナエ、二人は女の情念に思いめぐらす・・・。
前回の教訓をもとに書き上げた二作目。さらに沢山の教訓を産み出してくれました(汗)。

『耳鳴りのする教室』 品子
世間との埋められないギャップや孤独感。
『どうしったて、簡単には生きられない』という閉塞感と軽いあきらめが絶妙なバランスで描かれています。
毒子もいいけどこっちもいいです!ちゃんと毒があります(笑)